リトルリーグとは

1939年(昭和14年)6月にアメリカ・ペンシルベニア州ウイリアムスポートで産声をあげました。カール・ストッツという人が、近所の子供達12人で結成したチームが始まりです。その後、アメリカ各地に仲間が増えるにつれて、「品性と勇気と誠実」の野球少年団はいつしか「リトルリーグ」と呼ばれるようになり、やがて世界にも広がりました。1947年(同22年)には、第1回のワールドシリーズが開催されまでになりました。そして1964年(同39年)にアメリカ連邦政府認可の法人として認められ、ボーイスカウト活動や青少年赤十字団などと並んで立派な社会活動団体として認知されるまでになりました。 その後世界各地にリーグが創設され、現在110カ国以上の国々に広がっています。その目的は、少年・少女に対して「野球と言うチームプレイを通じて、品性、勇気、誠実、努力の精神を育み、健全な社会性を養う」ことにあります。

日本のリトルリーグ

日本においては、1955年頃、東京の近郊でわずか5〜6チームの規模でスタートしました。その後チーム数が増え、1962年には世界大会に参加するまでになりました。5年後の1967年には早くも西東京リーグが世界一の栄冠に輝くなど、現在までに6度世界一になっています。1964年には、リトルリーグ誕生から25周年を記念して、日本リトルリーグ野球協会(現在は全日本リトル野球協会リトルリーグ委員会)が発足しました。現在全国には299リーグ、672チームが存在します。

シニアリーグ

リトルリーグが12歳までを対象としているため、中学校に進学しても硬式野球を続けたいとの強い思いを吸収する組織がありませんでした。世界制覇を果たした西東京クラブのOBたちを中心として中学生を対象とした「日本リトルシニア野球協会」を1972年に立ち上げました。その後、2000年にこの二つの協会を合併し「全日本リトル野球協会」を設立しましたが、2012年の公益法人制度改革に伴い、リトルリーグと分離し「一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会」を設立、今日に至っています。

日本リトルシニア中学硬式野球協会

2014年4月現在、全国に562チーム約22,000名の選手が活動しています。

(561チーム 約22、000名)
九州連盟 36
関西連盟 135
東海連盟 44
信越連盟 45
関東連盟 209
東北連盟 57
北海道連盟 35

千葉県のリトルシニア

千葉県は隣県の茨城県と共に関東連盟東関東支部を構成し、東、西、南千葉の3ブロックに別れます。現在千葉市内に当チームを含め6チーム、千葉県内では32チームが活動し、公式戦や練習試合を通じ盛んに交流しています。

中学生の硬式野球

全国にはリトルシニアリーグ以外にボーイズリーグなど5つの組織が存在し、約1、500チームが活動しています。
団体名 本拠地 設立年 チーム数 概要
リトルシニア中学野球協会(シニア) 東京都 1972 562 東日本が主体。
日本少年野球連盟(ボーイズ) 大阪府 1970 610 日本で最初組織されたリーグ。西日本が主体。
日本ポニーベースボール協会 東京都 1975 74 本部はアメリカ。
全日本少年硬式野球連盟(ヤング) 兵庫県 1993 181 ボーイズリーグから独立。西日本中心。
九州硬式少年野球連盟(フレッシュ) 福岡県 1986 48 鹿児島県にチームが集中。